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スキャニングのやり方と効果

スキャニング

英語学習をしている多くの方が、英単語や英文がどういう意味なのか、何が書かれているのか、解読しようと努力しています。しかし、なかなか英語スキルが上がらず、イラだって諦めてしまうでしょう。

英語ぴえん
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そこで学習方法の1つに、スキャニングと呼ばれる手法があります。この記事では、スキャニングとは何か?スキニングとの違い、そのやり方や効果についてまとめています。

スキャニングとは?効果は?

英語学習の1つにスキャニングがありますが、本当に効果が得られるの?と、思う方もいるかもしれません。また、初心者の方や英語が理解できていない場合は、大量の英文の中から知りたい情報だけを引き抜いて読むことはなかなか難しいものです。

例えば、海外のホテルに宿泊した時に、ルームサービスを頼もうとしても、どこに何が書かれているのか分からない時があります。そのため、1つ1つ読んでいき目的の物を探そうとしますが、時間がかかったり、理解ができない事もあるかもしれません。その結果、重点を見つけることができず、自分が求めている情報を得ることができないため、途方に暮れます。

スキャニングの方法をしっかりと身につけておくことで、簡単に、知りたい情報だけをピックアップすることが出来るようになります。

1つ1つ見て探すこともなく、ぱっと見ただけでここにこれが書いてあると、解読できるようになるわけです。これがスキャニングの技術で、英文や英語力のスキルアップに効果が得られるのです。また、スキャニングは英検などの試験でも活用することができ、試験問題の重点はどこなのか、見つける事ができます。その重点を見つけることができれば、英検の試験でも必ず高得点を取ることが可能です。

スキャニングとスキミングの違い

英語学習を行っている方の多くが、スキャニングとスキニングは、同じことでしょ?と思うかもしれませんが、実は全く違う意味を持ちます。

スキミング
スキミングのやり方と効果多くの方がいろいろな方法で英語学習を行って、英会話を能力をアップしようと努力していますが、効果的に学習している方はごく一部かと思われます...

その違いは、スキニングはスキャニングのように、知りたい英文の1部分に重点を置いているのではなく、英文全体の意味などを理解したいときに役立ちます。つまり、英文の記事を読む際に、記事全体にどんな内容が書かれているのか、その内容を把握したい時にスキニングを行うのです。

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スキャニングは、英文全体ではなく、その中の1部分に重点を置いています。

その英文全体の、どこに?何が?誰が?書かれているか、重点部分はどこなのか?そういった場面にスキャニングを行っていくのです。スキャニングとスキニングの違いをしっかりと理解した上で、英語学習を進めていくことで、効率よく英語スキルがアップしていきます。

スキャニングのやり方

ここまでスキャニングとは何か、スキニングとの違いを解説してきましたが、肝心のやり方が分からなければ、スキャニングの技術は身につきません。英語学習をしている方の中には、スキャニングは知っているけど、やり方は知らないという方もいます。これから、スキャニングのやり方を以下でいくつか紹介していきます。

最初は精読

スキャニングで最初に取り組むことは、1つ1つの英単語や英文を、とにかく正確に理解し、日本語に略していくことです。

つまり、1つ1つの英単語や英文が、どういう意味を示しているのか分析し、精読をしていくことで、スキャニングのスキルが向上していきます。因みに精読と言うのは、細かい部分までしっかりと文章を読んでいき、理解を深めていくことです。

そうする事によって、英文に何が書かれているのか、どこが重点なのか見つけやすくなるのです。ですので、スキャニングを始めるにあたって、まずは精読を何回も繰り返し、英文の1つ1つしっかりと理解して、正しく日本語に略していきます。

問題文章をしっかり読む

スキャニングを行う際は、書かれている英文をしっかりと読んでいき、どこが問題文章なのか、把握することが大切です。

ですので、書かれている英文を1度全て読んで、頭の中に入れて把握すること。そうする事によって、スキャニングの技術は向上していくのです。そのため、問題文章をしっかりと把握できるまで、何度も繰り返して読み、癖をつけることが重要となります。そうして、癖をつける事によって、頭で考えるよりも先に、どこが問題文章なのか把握しやすくなるでしょう。

読むのではなく「探す」

先ほども言いましたが、スキャニングは、「探す」ことが重要ですので、まずテーマを決めて何を探すかです。

多くの方がスキャニングをする時に、しっかりとテーマを決めずに、重点部分を探しています。しかし、探すテーマが決まっていなければ、どの文章のどこをを探せばいいのか分かりません。そのため、しっかりとテーマを決めた上で「探す」ことが重要となります。こうする事によって、全く関係のない文章は飛ばして、そのテーマの問題文章を、簡単に探すことが可能です。

文章を読むのではなく、あくまでも「探す」事だけにこだわって、スキャニングを行ってください。

キーワード指定はNG

スキャニングは、テーマを探すことが重要ですので、キーワード指定をするやり方はおすすめできません。

これは何故かと申しますと、キーワード指定が通用するのは、あくまでも簡単な初級レベルまでです。そのため、上級レベルの難易度が高いものになってくると、キーワード指定は全く通用しなくなります。似たような文章は見つける事ができますが、肝心なテーマを見つけることができません。

ですので、スキャニングをする際は、キーワード指定をしては行けないのです。これをしてしまうと、英語スキルを効率よくアップすることはできません。そういった事もあり、スキャニングはしっかりとテーマを決めておき、「探す」ということが重要です。

テーマ決定後に精読

探すテーマが決まって確定した後は、とにかく正確に精読することを、意識することが重要です。

略す文章をしっかりと精読できなければ、スキャニングする意味がありません。解読する文章が1番重要な部分となります。そのため、解読する文章を正しく略すためにも何回でも精読すること。それが、スキャニングするために行うことです。

そうする事によって、徐々に英語スキルがアップしていき、どこに何が書かれているのか分かるようになり、その文章を簡単に略すことができます。

まとめ

ここまでスキャニングとは何か、スキニングとの違いや効果、やり方について紹介してきました。スキャニングは、あくまでも知りたい文章を「探す」に、重点を置いて精読をしていきますので、その部分に注意しましょう。

英語ぴえん
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もう一度言いますが、スキニングはあくまでも文章全体に何が書かれているのか、把握したいときに行います。その違いをしっかりと理解することが大切です。

ですので、スキャニングを行う際は、文章を一通り読むこと、探すテーマを決めること、そして精読していきます。そうする事によって、その文章のどこに重点が書かれているのか、すぐに見つけることができ、簡単に日本語に略すことも可能です。スキャニングを行う際は、上記の手順をしっかりと守ったうえで、取り組んでいきましょう。